サムライジですべてを忘れる

今日も本屋で漫画を漁る俺様。BECK19巻エディ・リー追悼エディションもモチのロンで手に入れましたが、それと同時にサムライジ最終4巻を手に入れましたので、ここぞとばかりにサムライジ(秋田書店チャンピオンコミックス、原作倉田英之、漫画山田秋太郎)をご紹介するのであります。

このサムライジというマンガ、正直面白くはない。かといって面白くないとも言い難いという困った奴なのであります。実際打ちきりです。あとがきにも書いてありますが、未消化の部分が多すぎです(結果として1巻の表紙が主人公とチョイ役のツーショット)。それでも、そんなことはどうでも良いと思わせてしまうマンガです。スクライドを知っている方ならそれに近い感覚です。ってスクライド知ってるならサムライジも知ってるわな(爆)。連載時に一、二話を読んだときには「おお、これは久々に面白いのでは?」と思わせたんですが、知らないうちに終わっていた、良くも悪くもチャンピオンらしいマンガです。

まずは主人公の斬山斬十郎(名前がすでに…)なんですが、最初は「この地味な主人公、なかなか絶妙な大人っぽさなんでないかい?」と思っていたら、どんどん幼くなっていって、6話目あたりですっかりガキんちょに。1巻買ってページめくったときには思わず「誰やねん」と言いましたよ、俺様は。で、敵に向かっていって石につまずいてこける。戦闘シーンは格好良いのに、戦う前の構えが変。最終話の決めポーズがもっと変。にも関わらず、言うことがいちいち格好良い。やることなすこと格好良い。格好良すぎ。もう格好良いからいいや、みたいな感じです。

もともと主人公がこんなんですから、展開もえらいことになってます。敵役のセブンはパワーアップして超(ウルトラ)セブンになる(しかもキラキラしてる)わ、親父は強すぎだわ、徳川光圀は「ミッキーと呼んでくれッ」とか言い出すわ、主人公は月まで行くわ、巨大化するわ、増えるわ、チャンピオンのマンガに慣れてない人なら腰を抜かすんじゃないかというくらいのぶっ飛び方。上から下までケレン味のかたまり。チャンピオンならではの微妙な下ネタとか、読めない当て字とか、気にするのも馬鹿らしくなって、もうどうでもいいや、お前らステキだから許す、という気分にさせてくれます。

なんかもう少し言いようがあるような気もするんですが、読めば読むほど何でもよくなってくるんで、このへんにしときます。自分で楽しむのはいいけど、あんまり他人に薦めたくはならない、そんなマンガです。話のネタにでも1巻を読んでみて、主人公が出てきたら「誰やねん」と言いましょう(笑)。最後にひとつ、1巻だけ読むとアホみたいに面白いです。
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by kabehouse | 2004-06-18 11:49 | 本棚
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