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Angel of darkness Smiling devil

か: 吹き荒れるゥ~愛の嵐ィ~
べ: おいコラ!ちゃんと最初に名乗れよ!つーかその歌なんだ!?
か: というわけで今週もやって参りました壁のかですが、突如サンデーナンバーワン美少女決定戦が勃発いたしました!
べ: 今週「も」って先週来てないしいきなり謎のイベント始まってるし、ってそこで名乗るのかよ!とりあえずべでーす。
か: 貴様なんぞいらん!帰れ!
べ: いやいやいや、むしろ確実に必要だろ。なんでそんなにテンション高いのよ。
か: あ・の・なぁ~。サンデーナンバーワン美少女決定戦が始まったというのに冷静でいられる方がおかしいってもんだろう?
べ: だからそのナンバーワン美少女決定戦ってのは何?
か: まどかVSジュリア。
べ: 「結界師」限定じゃん!明らかにサンデーナンバーワンじゃないじゃん!
か: いや、それは、語呂がいいから…。
べ: そもそもまどかとジュリアでそこまで喜べるのは確実にお前だけだろ。
か: そんなことはわかっておるわこのバカ弟子がぁ!
べ: うぉ逆ギレした!つーか弟子って…
か: 残念ながら脇役までみっちりチェックして美少女に反応するスケベなサンデー読者は少ない!さらに田辺美少女はひと目で男を虜にするほどの華というかデフォルメというか、まあぶっちゃけパッと見はそんな可愛くない!だが、だからこそ俺様がその魅力を世間に知らしめねばならんのだ!サンデー美少女が持つ地味さ故の安心感を!脇役を愛し、見守り想像する快感を!そして見れば見るほどに惹き込まれてゆく田辺美少女の魅力を!あとまあ自分の好きなタイプについて延々語ることの楽しさとか諸々をだ。
べ: 要するに自分が楽しいだけ…。
か: ちっがぁーう!コレは本当に!本当にもっとみんなに好きなタイプについて語って欲しいのよ!もっと萌えやフェティシズムを気軽に楽しんで欲しいのよ!友達と金髪VS黒髪論争で盛り上がったりして欲しいのよ!女の子が好きで何が悪いデスカー!!人が好きで、何が悪いデスカー!!
べ: さっきからコロコロとキャラが変わるなぁ…。ていうか『人が好き』と『女の子が好き』はだいぶ違うだろ。
か: 人が好きーィやけんネー。人が好きーィやけんネー。
べ: それ違う!絶対そういう意味の歌じゃない!あぁもう何でもいいからさっさと本題に入りなさい。
か: はっ、そうだ。じゃぁまずは今週高らかに挑戦状を叩きつけたニューカマー、ジュリアから行くか!
べ: 確かに叩きつけてはいるけどまどかにじゃないだろ。




ジュリアの魅力

か: おっでっこっ♪おっでっこっ♪
べ: 落ち着け。ジュリアは言うほどデコキャラでもないだろうに。
か: んーデコだねぇー。いいか、デコというのは広ければ良いというものではないんだよ。まず大事なのは生えぎわ。生え側からすると生えずぎわな。
べ: いや、そんな「サナギさん」ネタはいらん。
か: 生えぎわがしっかりと立って(見え)るかどうかが一つめの重要なポイントで、この部分によってデコのラインと髪のラインの対比が効いてキリっとしたおデコになるわけだな。例えば「うえき+」のトリートなんかは生えぎわがイマイチ立ってないからグッとくるデコではないし、生えぎわに注目すれば「武心」のプリンセス・イングラムのデコなんかも十分フェチ対象だ。
べ: じゃあ「ブリザードアクセル」のキーラなんかも。
か: アレは違う。
べ: 何故に!?
か: 頭部全体のラインに対して生えぎわがどのへんにあるかをよく見てみろ。デコフェチとはデコの描く曲線を愛する人種だからな、キーラのデコは頭の曲線が終わるあたりから始まってるから、デコが広いとは言えない。ここにデコフェチにとってもっとも重要なもの、すなわちデコの丸みがある。デコはやっぱり丸くないといかん。
べ: んー、わかったようでわからんがまあいいか。で、デコが広いと何がいいわけ?
か: デコの丸みがいいんだよ。
べ: それは聞いた!デコの丸みがどういいのかを聞きたいのよ。
か: どういいかって言われてもな…。丸いものは見てると安心するだろ?
べ: ……つまり良くわからんと。
か: んー、デコが広いイコール知的とか、色んな説はあるけど、正直わからんな。デコフェチっつーのは結局デコの丸いラインには無条件で反応する奴らだから。デコが広いと顔がスッキリするってのは確かなんだけどな。
べ: えー、それじゃどうまとめんのよ。
か: まあ理想のパーツを追い求めるのがパーツ愛ってことで、デコは丸くなきゃってことで次。パッチリネコ型アイズな。
べ: あーまだジュリアなのか。ネコ目ってのは結局どういう形の目なの?
か: 目尻が上がってて丸みを帯びている目。目尻が上がっているタイプは目が細くなるに従ってネコ目からツリ目、キツネ目となる。
べ: ふむ。で、ジュリアの目は他のネコ目とどう違うわけ?まつ毛が濃いのはわかるけど。
か: 特に下まつ毛な。一般に上まつ毛を濃くすると愛くるしく、下まつ毛を濃くすると妖艶な雰囲気になる。
べ: まさに女豹に(笑)。
か: さらにネコ科レベルを増している瞳孔の小ささにも注目して欲しい。ネコの目というとやはり瞳孔が細い目を思い浮かべるだろう。ジュリアも他のキャラと比べて瞳孔を小さくすることでさらにネコっぽさを出しているわけだな。ここのバランス感覚が素晴らしいところだ。
べ: いや、単に瞳孔が微妙に小さいってだけでしょうに。
か: それだけだがそれだけではないっ!そもそも瞳孔は大きい方が可愛い。これは明るい場所の瞳孔が細いネコと暗い場所の瞳孔が丸いネコを比べればすぐわかる話だ。そりゃどっちが可愛いと言われれば瞳孔が丸い方が可愛いんだが、よく見れば細い方には細い方の可愛さがある。そこを真っ向から表現したってことがすごいんだよな。今にもニャーと鳴きそうだ。
べ: 可愛さを保ったままでどこまで瞳孔を小さくできるか、というバランスが大事なのね。
か: そういうことだ。次は髪型な。
べ: おでこと髪型は別扱いなのかッ…!!
か: ジュリアのような色っぽいキャラにはロングのウェーブかストレートってのが定番となっているが、何故かわかるか?
べ: へ?何故って…、…髪をかき上げる、とか…?
か: ハイ正解ー!!
べ: 正解!?マジで?
か: 今号のラストでもジュリアが髪をかき上げているが、このシーンを見てみよう。髪をかき上げることによってほっぺたのラインが露出する。これが重要なわけね。特にストレートの場合、ほっぺたが隠れているとスマートに、出ていると可愛くという風に髪に合わせて印象が揺れ動く。これが男の心を揺り動かすわけだな。
べ: そこでピアスじゃなく頬に目を留めるあんたは何者なんだ。
か: そりゃお前、田辺美少女はなんつってもほっぺたよ。そもそもほっぺたというのは作家の個性が一番出るところで、ほっぺたのラインを変えると目から頭から耳からあらゆるところに影響が出てしまう。逆に言えば顔全体のバランスが全部集約される部分がほっぺただといえるな。田辺イエロウの描くほっぺたは、目からアゴまでの幅を大きくとらないと作れないラインをしている。これは目を大きく、下に描くという可愛く見せる基本を捨てるってことだから、当然採用する人も少ない。なかなかお目にかかれるものじゃないんだ。
べ: だからパッと見可愛くないわけだけどね。
か: わけだけどな。それからもう一つ、ジュリアについてはスカート丈の短さを挙げておきたい。
べ: わーなんかいきなりダメな方向に…。
か: 何とでも言えや。ジュリアのキャラクターをスカート丈の短さにまで気を遣って表現した点、そして他と比べる必要もなくそこから出る太ももによってスカート丈の短さがはっきりとわかる点は見逃すわけにはいかん。
べ: いや、普通わかんないだろ、ていうかそんなとこ見ないって…。
か: 最近どうもさー。スカートは妙に短いんだけどそこから出てるのが棒みたいなひょろっとしたもんだから何も嬉しくないっていうのが多いからさー。こういうのを見るとそうこれ!これ!って感じでさー。嬉しくなるわけよ。
べ: 話を聞け。そんな少数派スケベ野郎の意見はどうでもいい。
か: 女の子が好きで何が悪いデスカー!
べ: それはもういいって!

まどかの魅力

か: 収拾つかないからまどかに行こう。まどかの魅力といえばまずは目だな。
べ: えーと、まつ毛が出てない、瞳は黒ベタ一色だし星も小さい、おまけに一重。
か: うむ。いわゆる昔の少女漫画とか萌えCGの対極にあるような目だ。まあ細かいことを言うとまつ毛を引き出さずに太く描くことで表現するのは萌えCGでよく使われる表現でもあるんだが、それはおいとくとしよう。
べ: まあ要するにリアル路線。
か: これだけデフォルメしてあるものをリアルと呼ぶのには抵抗があるだろ。大人っぽい雰囲気というか、わたせせいぞう風というか。ともかくこのシンプルな目元によって、非常に親しみ深く、素朴な魅力が生まれている。
べ: いわゆる普通に可愛いという。
か: うむ。それに加えてエツ子さんヘアーが作るシルエットが、可愛さを倍増させている。
べ: そのエツ子さんて誰よ。
か: 「スーパーリアル麻雀P7」の人気キャラだ。脱衣麻雀業界じゃ有名だぞ。
べ: そんな絶滅危惧種な業界に通じても意味ないだろうに…。
か: 耳まで隠れるサイドの髪がエツ子さんヘアーの特徴なんだが、まどかの場合耳のところがちょっと膨らんでいてちょっとシルエットに変化が出ている。87ページ2コマ目のバックショットなんかいいな。
べ: なんでわざわざバックショットを…。やっぱり後頭部フェチ?
か: いやー、さすがにそんなマニアックな趣味とは認めたくないが…。
べ: デコフェチの時点で十分マニアックだから心配するな。
か: 違うヨー!デコフェチと後頭部フェチじゃ雲泥の差だヨー!後頭部フェチなんて「何それ?」って言われる率100%じゃン!社会的地位ゼロじゃン!
べ: デコフェチには社会的地位があると思ってるのか…。
か: 冗談はともかく、シンプルな顔だちとエツ子さんヘアーによる地味可愛い雰囲気がまどかの何よりの武器だな。
べ: そんだけ?ジュリアに比べてえらく少ないね。
か: そりゃあまどかの方が扱いが小さいからな。妄想は入れる気ないし。

まとめ

べ: じゃあそろそろ対戦結果を。
か: 86ページ6コマ目の時音の寝ぐせがたまらんな。
べ: うぉい!なんでここでいきなり時音の寝ぐせが出てくんの!
か: えーお前あの時音が寝ぐせだぞ?しかもこの一コマだけ。そこに萌えなくてどうするっつーんだよ。
べ: いや、明らかに今までの話の流れから時音は出てこないだろ。
か: えーじゃあ誰よ?神田はいつも通り神田だし、あー市ヶ谷か。市ヶ谷な。
べ: 誰ー!?市ヶ谷って誰ー!?
か: え?違うの?良守の友人のセンターわけ眼鏡。
べ: 違ぁーう!まどかVSジュリアでしょー!!その勝敗を聞いてんのー!!
か: あーそれか。正直二人が正反対だから優劣つけがたいんだよなー。まあでもそこで無理矢理結論出すのがウチの売りでもあるからな。ここは感覚的な好みでまどか勝利。
べ: 後頭部がデコに勝った!
か: というわけでこれから当ブログでは積極的に後頭部の素晴らしさをたたえていくのでヨロシク。
べ: …確かに絶対伝わりそうにないな…。
by kabehouse | 2006-12-19 00:44 | 少年サンデー
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