801ちゃんから始まるエトセトラ

か: はいどーもー、壁のかでーす。
べ: べでーす。
か: しかし何やね、やっぱり女の子は可愛いのがええね。
べ: まぁそらそうですわ。そら不細工なんよりは可愛い方がええわ。
か: 僕最近ある女の子に夢中になってましてね。
べ: 夢中てお前、いつものことやんかいな。
か: いや今回は違う。普通の女の子と違うねん。
べ: そんなことないやろ、今までもようそんなこと言うてたやん。
か: いやいやいや、今回の子は、ちょっと普通やないで。
べ: ほなどこが違うねん、言うてみいや。
か: まず色な。
べ: 色?…黒いの?
か: いや、緑。
べ: みどり!?髪の色が?
か: 全身。
べ: 全身!?
か: で手足が細くてピンク色でやな、目の下にクマがあってチャックあけてすごい勢いで飛び出てくんねん。
べ: …お前それ、「となりの801ちゃん」の801ちゃんやないか。
か: アレめっちゃ可愛いよね!元デザインからは想像もつかん萌えキャラっぷりよね!たまーに顔を出す大阪弁が激キュートよね!
べ: いや大阪弁とか言われても、そもそも女の子と違うしアレ。なんか別のもんやし。
か: アホやなー、めっちゃ女の子やんけ!あの姿こそリアルに女の子を表現してんねやんけ!

べ: ………もうやめていい?
か: アホウ、いっぺんやったらオチがつくまで続けろや!それでも関西人か!ツッコミか!
べ: だってすでに漫才じゃなくなってるし。酔っぱらいにツッコミ続けてる気分だ。
か: …酔っぱらいにツッコミ続けた経験が?
べ: あります。
か: ………じゃあいつもの口調に戻すか。
べ: そうそう、大体今日は801ちゃんにハマってるって話じゃないんだろ?
か: うむ。オタクはある意味酔っぱらいよりタチが悪いという話。
べ: なんで今さらそんな話を…?
か: アルバトロス総括を書いてて、ふと不安になったのよね。これをそのまんま出すと、まるで俺様が女の子見たさにサンデー買ってるみたいに思われやしないかと。
べ: 違うの?
か: 違うわ!女の子が見たけりゃばんがいちでも買うわ!
べ: 誌名を出すな誌名を。ていうかエロ漫画雑誌はエロのためであって、萌えのためではないんじゃ?
か: ばんがいちは美少女コミック誌って書いてあるだろ。エロが見たいならAVか何かに走る。
べ: ややこしいな…。エロは3次元でもいいんだ?
か: その発言は間違いすぎだ。俺様は2次元3次元を問わず女の子は好きだし、そもそもAVやら写真集やらは2次元だろうが。
べ: いや、そういう科学的な話をしているわけではなくて…。
か: そうなんだけどな。前々から気になっていたことなんで、今日は思い切って2次元3次元ではなく人工、自然と言わせてもらう。ナチュラルなものよりもアーティフィシャルなものに魅力を感じるって事は、特に若者にはよく見られる傾向だろ。
べ: 田舎より都会を選ぶのと3次元より2次元を選ぶのが同じってこと?それは飛躍しすぎなんじゃ…。
か: このくらい飛躍すると面白いだろ。しかも事実若者に人気が出るアイドルにはかなり現実離れした、不自然なキャラが多い。少年マンガと青年漫画を比較してもある程度この傾向はある。
べ: その場合はリアル対デフォルメか…。
か: 今日はこれをもとに考えてみる。若者が時々、『2次元の女にしか興味がない』って言ってたりするだろ?
べ: 「あいこら」の坂崎みたいな奴ね。ごくたまに、いるね。
か: あれを『人工的な女にしか興味がない』と置き換えるとだな、アイドルに夢中で同級生はブスばっかりだと思ってる若者とあんまり違いはないんじゃないかと思うんだな。
べ: あー、そう言う奴は結構いるねぇ。確かに似たようなものなのかも。
か: そうしてみると、そういう言動は『オタクだから』出るものではなくて『ガキだから』出るものだと言える。
べ: おおう、なんてカゲキな仮説。
か: いいんだよ、俺様はガキが見たくてサンデー買ってるんだから。
べ: 実は肯定してたのか。わざと誤解を招くような発言をするのはやめなさいよ。
か: でも話はここから始まるからねぇ。最近「オタク」という呼称も幅が広がってポジティブな意味合いで使う人も増えているが、俺様は古くからのつきあいだから、蔑称として受け取っている。で、俺様の定義では、少年マンガを読んでるくせに主人公がガキだから許せないとか言ってる人はオタクの傾向があるな、と。
べ: なるほど、一度クッションを入れておいて真にカゲキな方向へ持っていく作戦か…。
か: こういう人たちは大抵、主人公がガキであることを肯定する漫画はダメだというニュアンスを込めてこう言っている。少年マンガは主人公の成長を描くことで読者の成長を促すものであるべきだから、この主張は正しい。けど、だったらそう言わなきゃダメなんじゃありませんか?ということを俺様は言いたい。
べ: まあ少年マンガの主人公が子供なのは当たり前ではあるけど…。
か: いや、そういう揚げ足とりをしたいわけではなくて。議論が続くうちに問題の本質を忘れてしまうことは人間良くあることで、主人公がガキだからダメだ、という言い方を続けていると、次第に主人公がガキであることそのものに嫌悪感を覚えるようになっていくんだな。主人公の成長や若さ故の格好良さをつい見過ごしてしまって、ガキであることが肯定されているように錯覚してしまう危険性が出てくる。
べ: 体験談ですか。
か: 応。読んでるようで、意外と大事なところを読み落としてるもんですよ実際。
べ: 些細なことにこだわっちゃって楽しく読めないことは確かにあるよね。
か: で、そういう自分の固定観念を通してしかモノを見られなくなっている人間を指してオタクと呼ぶのだと、俺様は思っている。だからオタクは始末に負えない。
べ: 自分の基準しか信じないから、話が通じないわけだ。
か: そういう意味じゃ酔っぱらいと一緒。本人が楽しんでないぶんタチが悪い。
べ: 壁の主張には常に、根底に『より楽しむ』というのがありますんで。
か: 少年マンガというのは主人公の格好良さを楽しむためにあるもので、それが格好良くないんなら確かに作者が悪いんだが、それを主張する前に自分はちゃんと格好良さを探したか?ということが大事なのな。書物は作者と読者が二人三脚で作るものだ、ってのもまた本質なわけだから。
べ: 作者の腕が悪いのか読者の腕が悪いのか、よく考えてからモノを言いましょう、と。
か: そういうこと。じゃあオタクにならないよう、しっかりとモノを見るには何が必要か、という話をこれから。
べ: そりゃあ漫画なら漫画を読みまくる、でしょ。
か: もちろんまずはそれだ。量が足りないってことは、そもそも好きなのかどうかが怪しいからな。立ち読みや漫画喫茶でしか読まないようじゃぁ、ちょっとな。アニメなら、DVDなんかで揃えろとは言わないが、せめて録画してしばらくとっておくぐらいはしないと。ふと手に取るってことは案外重要だからな。
べ: 側に置いておかないと気づかないことってあるよね。
か: それから、やっぱり想像力だよな。2次元の楽しみってのは、それを脳内で3次元にするところにあるわけだから。
べ: そうなの?だったら最初から3次元でいいんじゃ…。
か: それは違う。例によって人工と自然という言い方をすると、自然というのは人それぞれに触れているものが違っていて、人と共有することは難しいものだ。対して人工物は、基本的に人と共有できる。人と共有できるところが人工物の魅力であって、それを自分が接している自然の中において、自分だけのものを作るのが楽しいんだ。これを漫画に置き換えると脳内で想像するということになる。
べ: 話がでかすぎてうさんくさい…。
か: このくらいうさんくさいと面白いだろ。この説に従うと、しっかりと自然に触れることも重要な要素だということになる。想像力のベースになるのが自然だからな。自分の周りにある自然、例えば女の子をよく知っておくことで、漫画の中の女の子をより楽しめるようになるわけだ。よって801ちゃんは可愛い。
べ: よっての使い方おかしい!
か: まあ「となりの801ちゃん」は、普通に腐女子の生態を描いたギャグとして楽しむも良し、随所に散りばめられたアニメ・ネット系のネタを探して楽しむも良し、その世界で生きてきた人ならあるあるネタとして楽しむも良しなんだが、俺様としてはそれに加えて主人公カップルのラブラブっぷりに萌えるが良いと思う。
べ: それは……、……まあいいか。ちなみに壁的ツボは?
か: 「夏が近づいて全然遊んでくれない801ちゃんをちょっと困らせてやろうと思いました。」このセリフはかなりキタね!
べ: …なぜよりによって彼氏の方に萌える?
か: いや、801ちゃんだって比にならんくらい可愛いぜ?スーツの件とか指輪の件とか。特にものすごくふくれた801ちゃんが最高。目に浮かぶね!萌えるね!
べ: ……もしかして801ちゃんみたいな人、知り合いにいる?
か: いる。
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by kabehouse | 2007-03-15 04:11 | 本棚
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