漫画ナツ100・第三話「そろそろマニアックなとこ行くぜ!な10作」

[ナツ100]【今年もやるぞ】 漫画ナツ100 【地獄の集計】

そろそろマイノリティの本領発揮。というより俺様エグい漫画が結構好きなのかなぁとか思ったり。

11. PLUTO
浦沢直樹・小学館・4巻以下続

とかいいつつ最初は超メジャー作だったり。ご存じ浦沢直樹のアトムリメイクです。

浦沢直樹はリズムが合わないので嫌いなんですが、やっぱり面白い物は面白い。浦沢直樹は常に人間の複雑な内面を描こうとしているようで、どこか少年マンガ的な格好良さをにじませている気がします。人間の心の底にいつもそれがあると感じているのでしょうか。

12. 玄米ブレード
雷句誠・小学館・全1巻(短編集)

読み切りだしサンデー本誌じゃないからオッケーだよね!ってことで「玄米ブレード」。

身につけた刀で病を斬る、ちょっと変わったヒーローが主人公の熱血バトル漫画。読み切りだからこそできる真っ正直でお手本のような少年マンガ。少年マンガ好きなら愛しくてたまらないはず。

13. 宇宙家族カールビンソン
あさりよしとお・講談社・6巻以下続(文庫)

そしてマイナー漫画の代表選手、あさりよしとおのカールビンソン。
宇宙の迷い子を拾った旅芸人一座が子供の家族を演じる、なんて話なのに全く涙を誘わない爆裂ギャグ漫画だったりする、のになぜかじんわり泣けるといういかにもあさりよしとおな漫画。若干出オチキャラが多い印象はあるけれども。

きっとそのうち連載再開すると俺様は信じています。

14. 細腕三畳紀
あさりよしとお・講談社・全1巻

続いてもあさりよしとおで。というと普通なら「なつのロケット」あたりを挙げるところですがあえて三葉虫漫画で。やっぱ「なつのロケット」にはグロとエロが足らんのですよ(そんなんいらんという方には「なつのロケット」マジオススメ)。悪趣味にならない程度のブラックユーモアとして本棚に一冊置いておくと良いかと。バリバリ理系の方には「HAL」もオススメです。

15. まんがサイエンス
あさりよしとお・学研・10巻以下続

もひとつおまけ。「5年の科学」に載ってるくらい正しく健全で為になる教育漫画ながらネタ回し、オチ共に優秀。ハウツー漫画の頂点に立つ作品と言えます。

小学生のお子様がいらっしゃるなら即座に全巻揃えましょう。

16. 吼えろペン
島本和彦・小学館・全13巻

現在続編の「新・吼えろペン」が連載中の、今や島本和彦の代表作と言ってもいい熱血漫画家ギャグ。

むやみやたらと熱いくせに、深く考えるとツッコミどころ満載な島本節が炸裂。

以下俺様の好きなセリフ。
「病院内で……医者に勝てると思うなーっ!!」
「大哲さんのオモチャは……弱いっスねぇ!!」

17. 兎-野性の闘牌-
伊藤誠・竹書房・9巻以下続

これまた熱いノリが魅力の麻雀漫画。麻雀漫画だけあって人智を越えたぶっ飛び方をするのですが、そこを無理矢理麻雀の戦術論で説明しようとせずに野性の掟で説明しちゃうところが妙に勝負のアヤとマッチして楽しく読めます。

18. 哭きの竜
能條純一・竹書房・全9巻

これはもう麻雀漫画の中でもぶっ飛びまくった作品。竜が静かに麻雀を打っている周りでヤクザが抗争を繰り広げ、そんな抗争の結果なんかお構いなしに竜が静かに麻雀を打つ漫画。全く卓から目を上げずに言い放つ「あンた、背中が煤けてるぜ」が痺れます。

19. TRAFFICKER
光永康則・小学館・全3巻

20. 怪物王女
光永康則・講談社・4巻以下続

最後は個人的にお気に入りの漫画家、光永康則で。「怪物王女」がアニメ化されてちょっと有名になりました。

「怪物王女」は、常に変わらない様式美が魅力の怪物漫画。やっぱり怪物は成長したり人間くさい感情を見せたりしない方が美しい。そういう変わらない怪物達をメインに据えるため、各話ゲスト的に馴染みのある怪物達がそれぞれの持ち味を生かしながら、丁寧に描かれます。そこに主人公の人間くささが加わって読み応えは十分です。

「TRAFFICKER」は公道最速の運び屋が主人公。これも主人公の変わらない魅力と運ぶ荷物にまつわるエピソードで見せる漫画。こちらはシンプルでてらいのないストーリー運びなんですが、なぜか独特の味わいがあって大好きです。

総じて光永康則の漫画にはじんわりとしたロマンがたゆたっているのだと思います。すごく面白いというよりはどこか心地よい漫画たちです。
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by kabehouse | 2007-08-09 00:35 | 漫画ナツ100
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