モンキーターンV

皆様ご存じの通り、週刊少年サンデーにて長きに渡って連載されている「モンキーターン」のレースゲームです。ゲーム性、再現率ともに申し分なく、敷居は低く奥は深い、とかなりよくできてます。これは作ったバンダイが頑張ったということもありますが、競艇というスポーツ自体がゲームに向いていたということが大きいようです。というわけで、モンキーターンVの素晴らしさを語らせて頂きましょう!

第一に、マリオカートで一度も勝ったことのない俺様でも二日で立派に戦えるようになるという素晴らしいとっつきのよさ。何たってコースを覚える必要がありません。ターンマーク三周すればいいんですから。ボタン操作も加速+十字キー+LR(体重をかけて曲がりやすくする)と一見オーソドックスですが、実は右とR使いません。全部左回り。タイミング良く左に曲がるだけ。あと重要な要素にピット離れとフライングスタートがありますが、これもいつまでも引っかかるほど難しくありません。オート操作にすればキャンセルもできます。しかも、オートかマニュアルかは各レースの最初に決める仕組みなんで、気軽に「面倒だからパス」ができます。さらにさらに、究極の初心者救済システム「ペラ」。お互いのプロペラを賭けた差しウマでペラを奪い、叩いてペラ加工スキルを上げれば強力なペラが量産可能に。このペラがレースに与える影響の度合いが秀逸で、決して大味になることなく有利にレースを展開できます。勝てるコースで練習してれば勝手にスキルがあがるし、ポイントがたまって便利アイテムも手に入る。さらに自分のレーシングスタイルを作り出すことにもつながる(ちなみに俺様は伸び重視)という一石三鳥にも四鳥にもなるシステムなのです。

第二に奥の深さ。どこの競艇場も左に三周することは変わりないのですが、広さや水面の硬さがきっちり再現されているので飽きませんし、何たって戦う相手と自分のスタイル、あるいは一つ一つのターンの攻防によって戦法が逐一左右されます。スピードを落として小さく曲がるか、それとも維持して大きく曲がるか。マクるか差すか切り返すか、と様々なバリエーションがあります。普通のレーシングゲームのただひたすら効率よくコーナーを曲がっていくストイックさとは無縁です。これはひとえに引き波のおかげ。敵の後ろに広がってるこの波に乗っかるとスピードが落ちてしまうので、いかに引き波をかわすか、相手を引き波に入れるかの戦いになるのです。競艇場はボート同士が作る変幻自在のコースだと言ってもいいでしょう。ただミスをなくすだけではない、攻めている感覚が奥の深さとゲーム性を引き出しているのです。

最後に原作とのリンク。正直アドベンチャーパートはもっとボリュームあっても良かったかなーという感じですが、キャラはいっぱい出てきますし、性格や強さも出てますし(洞口スペシャルペラの強さといったら!)、レース中のカットインも雰囲気が出てるけど邪魔にはあんまりなってない(ターンマーク見えなくなるけど)感じで、必要なとこは押さえてます。個人的にかなり重要だった各キャラのヘルメットもばっちりコレクションして自キャラにつけられます。波多野の竜も青島のペンギンも(クッピーの猫が何故か出ない・・・)思いのまま。これだけでもファンは買いですよ。

そうそう、リプレイの美しさも特筆もの。レースの後に毎回見てしまいます。豪華な顔ぶれのSG戦なんか、一回自分がやったにも関わらず手に汗を握っちゃいますよ。そんなわけで、漫画のゲーム化というよりは純粋にレースゲームとしてはまってしまい、そのまま原作を集め出す勢いの「モンキーターンV」。賞金王への道を駆け上がるも良し、洞口、波多野を相手に戦いまくるも良し、青島とらぶらぶになるも良し(それは無理)。感動のエンディング(?)を、貴方も是非ご体験ください。
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by kabehouse | 2004-07-07 17:43 | ゲーム
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