サンデー44号…とはあまり関係なく少年マンガとエロについて

か: はいどーもー、壁のかでーす。
べ: べでーす。
か: 今週はあんまり言うことがないから、少年マンガにおけるエロ表現の話をするぞ。
べ: 何よそのいい加減な動機は。
か: 時々あることだ。気にするな。
べ: やれやれ。事の発端はぴーすけさんとこで「最近ジャンプがえろばっかでやばくね?」という話題が出たことでありまして。
か: そんなにエロばっかだったかなぁと思ってジャンプを買ってじっくり読んでみたわけだ。

べ: で、ジャンプを読んだ感想としては。
か: うむ。こいつは量の問題より質というか、描き方の問題だな。
べ: 描き方の問題?
か: 応。まず大前提として、エロってのはギャグ表現の一つだということを知っておかなければならない。エロシーンが楽しめるかどうかという点で重要なのは、ギャグの範囲に収まっているか否かという事であって、シーンが多いか少ないかということはそれほど重要ではない。
べ: ということは、最近少年マンガのエロ表現がギャグの範囲に収まらなくなっているということ?
か: そういうことだ。数年前から少年マンガの表現ってのはどんどんリアルになってきていて、それがエロ表現にも波及してきたってことだな。
べ: ギャグはリアルに描いちゃダメなのか?
か: いや、エロはただのギャグではなくて、要するに下ネタだから。下ネタをリアルにやるとグロい。
べ: あー、要するに最近の少年マンガはエロいというよりグロい、と。
か: 恐らくな。現在漫画の世界では、画力が高い作家ほどリアルな絵を描く傾向にある。今のところ週刊少年マンガ誌で最も画力が高い、ここではリアル寄りの絵が多い雑誌はチャンピオンであり、その逆にあるのがサンデーなんだが、それがそのままエロ表現のどぎつさにも表れている。そこからすると、両者の間に関連があると考えるのが妥当だろう。

べ: 要するに下ネタはもっとソフトにやれってことね。
か: それもある。が、チャンピオンなんかは別の策を取り始めてるな。
べ: 別の策?
か: エロシーンをリアルにする代わりに、エロシーンへの持っていきかたをデタラメにすることで、ギャグに引き戻すという方法だ。
べ: …「あいこら」みたいな感じ?
か: まあそうだな。「あいこら」の場合絵もそんなにリアルじゃないし、展開もハチャメチャだからあそこまでアブノーマルなネタが許されていると考えられる。今週の「あいこら」を桂正和が描いていたら、とんでもないことになっていたかもしれん。
べ: …なんかものすごく気持ちの悪い絵になりそうなんですが…。
か: まあそういうわけで、エロシーンはリアルに描くとまずいよってことだな。
べ: あれ?じゃあ展開をハチャメチャにしても結局絵がリアルだとダメってことじゃない?
か: いや……まあ……そうだ。エロシーンへの持っていきかたをデタラメにするってのは、もともとエロ漫画が生んだ手法だし、少年誌の方向性としては疑問が残らなくもないな。
べ: 何をそんな急に歯切れ悪くなってんのよ。
か: チャンピオンがこのまま行くとどこに辿りつくのか結構興味があってな。あんまりきっぱり否定したくないんだわ。
べ: エロ漫画好きだからねぇ…。
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by kabehouse | 2007-10-08 10:24 | 少年サンデー
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