ヒロインとはなんぞや?

ついにヒロイン研究家としての活動開始。最初のテーマは、ズバリ「ヒロインとは何か」です。

漫画に限らず、すべてのドラマには「戦い」が必要です。難しくいえば「葛藤」ですね。主人公が何かに立ち向かい、乗り越えていく。その作業こそがあらゆる物語の本質となります。だとすれば、そこには戦う主体である主人公の他に、乗り越えるべき「壁」と、乗り越えたときに得られる「報酬」が作られます(報酬といっても、人の命だったり世界の平和だったりするんですが)。戦う主体、戦う対象、戦う理由とお考えください。

ここで、戦う主体はもちろんキャラクターでなければならず、主人公であるべきです。たまに主人公以外のキャラが戦うこともありますが、ひっくるめて「ヒーロー」と呼びます。戦う対象と戦う理由は先ほどのように「壁」、そして「報酬」と呼ばれますが、これを象徴するキャラクターを「ライバル」、そして「ヒロイン」と呼びます。

特に少年漫画においては、戦う対象と理由をキャラクターに象徴させる、つまり「ライバル」と「ヒロイン」を作ることが望まれます。「ドラゴンボールを探して旅をする」よりも「クリリンを殺したフリーザを倒す」ほうが数段わかりやすく、面白いのです。

例えば「名探偵コナン」の場合。もともと推理モノですのでヒロインやライバルは作りにくいのですが、工藤新一が体を小さくされて江戸川コナンを名乗る、という設定によって、ライバルである「黒の組織」を作りました。この場合戦う理由は「元の体に戻ること」ですから、工藤新一であったころの生活を象徴するキャラクター、つまり「毛利蘭」がヒロインとなるわけです。

他の事例として、「うえきの法則」を見てみましょう。一応世間一般には「森あい」がヒロインと認知されていますが、大間違いです。ヒーローである植木が戦っている理由は、「コバセンを助けるため」。つまりこの漫画のヒロインはコバセンなのです。

いかがでしょう?「ヒロインがコバセン!?」と思いましたか?でも、それと同時に「そっかー、植木ってコバセンのために戦ってたんだー」と、なんだかちょっと釈然としない気分になりませんでしたか?別に「ヒロイン=美少女」っていう等式がなりたつわけではなく、ヒーローが少年ならヒロインは美少女、というほうがいいからそれが一般的なんです。絵になるんです。だって、親父をかばって岩を止めるケンイチよりも、妹が人質にとられてるケンイチのほうが絵になるじゃないですか。そういうわけですので、ヒロイン研究は美少女を主に研究することになるわけなんです。なんか我ながら言い訳がましいことを言ってますが、今回はこのへんで。
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by kabehouse | 2004-08-20 16:22 | ヒロイン研究
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