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カッコいいとは、どういうことか

ぬう、こんなに早く核心に迫ってしまって良いものか。まあ今週はいつになくカッコいいオーラを感じたので、格好良さに迫ってみます。

少年マンガにおいて物語とは戦いであり、戦いとは危機的状況の繰り返しであります。本質的には、いかなるピンチが襲ってくるか、そのピンチをいかに脱出するかという要素以外は不可欠なものではありません。そしてこの「ピンチを脱出する」という行動は成長とおおよそ一致し、成長する瞬間が「カッコいい」につながります。最近漫画界全体を見回して、特にラブコメにおいて、格好悪い主人公が増えている理由がまさにここにあります。ピンチを自力で脱出しない主人公が増えているわけですね。そもそもピンチに陥らない人もいますが。これはおそらく格好いい美少女を描こうとしたためだと思われます。格好いい美少女を描くのなら美少女を主人公にすればいいんですが、少年誌である以上主人公は男であることが求められ、結果いなくてもいい主人公ができてしまったのです。美少女を主人公にするなり格好いいヒロインをつくるなりすればいいんですが、口で言うほど簡単ではないということでしょう。

さらに細かく見れば、キャラクターが格好良くなる瞬間は、実はピンチを脱出する瞬間ではなく、ピンチを脱出しようとする瞬間です。まさに「人の足を進めるのは、希望ではなく意志」(ARMSより)というわけで、敵を倒した瞬間よりも、敵を倒すために立ち上がる瞬間に重点が置かれるべきです。今週のからくりで言うと、「私もおまえもただのメトロノームだからな!!」という決めのセリフは、その前の「私は…こいつに…本当のミュージックを教えて……やるのさ。」があってこそであります。ガッシュもわかりやすく、レインが立つシーンで始まってカイルが立つシーンで終わるという味な演出。レインは立った時点で格好いいのであり、その後ボロボロにされても、結局勝てなくても問題ないのであります。一見してわかりにくい例をあげると、今週の「KATSU」です。「おれはプロにはならないよ」「好きな女の子を自分の力で幸せにするんだ。」は、里山のはっきりとした意志表明、格好良く言えば宣戦布告であり、それが正しいか否かに関係なくその瞬間里山は格好いいわけです。

と、ここで終われば話は簡単なんですが、そうは問屋が卸しません。ピンチに陥るどうこうという以前に、問答無用で格好いい奴と格好良くない奴が存在します。格好いい奴を少年マンガでは「バカ」と呼びます。これはただのバカではなく、後ろに正直がつくほうのバカです。とりあえず正直者は格好いいんですよ。昔はバカ正直にトレーニングを重ねるスポ根なんかが流行ったわけですが、今でも自分の欲望にバカ正直に従うライバルなんかが出てきており、やっぱりそれは格好いい。サンデーを見ても、道士郎はもちろんガッシュにしろイチゾーにしろ我聞にしろ、やはり主人公の王道は正直者です。その点、今週特に光ったのが「いでじゅう」の林田。写真屋さんの質問にもバカ正直に答える林田はやっぱり格好いいわけです。たとえ出番がなくても、肝心の写真が目つぶっちゃってても、正直者は惚れられる。

ですが、格好いいからってバカ正直な主人公ばかりという時代はもう終わっています。日頃格好悪くても、きちんとピンチを自力で脱出する意志さえ掴ませてやれば、その瞬間キャラクターは圧倒的に格好良くなります。俗に言う「化ける」という現象。最近増えてきましたね、普段格好悪いのに時々格好良くなるキャラ。とはいえコレも一筋縄ではいかない難物でして、一旦格好良くしてしまうともう一度普段の格好悪い面を描くということはなかなかできないんです。サンデーでは「KATSU」や「結界師」がこれに成功していると言えるでしょう。

最後におなじみ今週の一コマ。「道士郎」より319ページ2コマ目「桐柳道士郎じゃ。」「名乗るなー!!」(スーパー エアバンド シャウト ソウルズ)。出会ったばかりの三人が、道士郎を前にするとこの団結力。笑えるなあ。

あと「我聞」、近頃のお子様に「バビル二世」はわからんだろう。
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by kabehouse | 2004-10-29 11:00 | 少年サンデー

みんなのうた月間

今日は久々に9時55分からのNHK総合「みんなのうた」を観ました。そしたらちょっと衝撃的な映像が出てきました。「月のワルツ」です。アニメーションいしづかあつこです。こういうアニメーション作家の名前って、自分で調べようとしないと出てこないと思うんですよ。彼らの作品が気軽に見られる場所としては「みんなのうた」がほぼ唯一なんじゃないかと。で、たまにこういうとんでもない作品に出会えたりするわけです。もちろん歌も良質ですが、やはり「みんなのうた」はアニメーションがあってこそです。

俺様は過去みんなのうたで「道」という作品に出会い、もちろんCDも買ったんですが、その時に番組が録画できなくて泣きを見ました。あれもアニメーションがすばらしかったんですよ…っていうのを思い出しながらみんなのうたのページを見たら、なんと!再放送ですよ!「道」が!皆さん、観ましょう。「月のワルツ」も絶対観ましょう。10月、11月は「みんなのうた」月間です。こんな名作を見逃す手はありません。放送時間もいろいろあります。どうしても観られないなら録画です。たった5分の番組を録画?たまにはそれもいいじゃないですか。

たった5分の作品を2ヶ月間も放送する、というのは、すごく贅沢なことです。普通なら一度しか観られないアニメーションが、何度でも見られるんです。歌詞も大体覚えてしまうぐらい聞け、アニメーションはより細かいところまで見られます。ということは、絶対に変なものを出せないってことでもあるわけです。2ヶ月間飽きられることなく電波に乗り続けるような作品を作り続けなければならないということです。で、「みんなのうた」はそれに確実に答えてくれています。アニメーションの質では間違いなく日本一のテレビ番組でしょう。「道」は毎日のようにテレビの前に釘付けで見てましたが、放送終了がものすごく寂しく感じました。「月のワルツ」も多分そうなるでしょう。歌のイメージを的確に捉え、さらなる想像力を掻き立ててくれます。しかも色気がある。こんなに燃えるアニメーションは久しぶりに見ました。一瞬で虜になること請け合いです。これは観なけりゃ損ですぞ。
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by kabehouse | 2004-10-22 12:53

サブキャラデラックス

では、GHK10月例会を始めます。目標は現在合宿地へ向けて移動中。デルタ1の行ったファーストアタックは國生FCの思わぬ妨害により失敗。敵の結束力はやはりあなどれません。「こうなったら実力を持って排除だ!デルタ1、秘密兵器を!構うものか、奴らは殺した程度では死なあん!」…ではなくて。今週はサブキャラです。ひたすらサブキャラを応援します。テンション高いです。俺様はサブキャラが好きだああっ!

サブキャラの役目にもいろいろあるんですが、その主なものはストーリーを進める、あるいは事件の発端になる「トラブルメーカー」と、現在の状況を説明する「アナウンサー(あるいはブレーン)」です。かつてはトラブルメーカーはヒロインの役割でもあったんですが、最近はあんまり見ません。この他に前に書いた「親父キャラ」とか「プチライバル」とか「一般人(かませ犬、ザコ)」とか「役立たず」とか「ギャグキャラ」とかいう酷い役目がありますが、順を追って見ていきましょう。

まずは「トラブルメーカー」ですが、「ミノル小林」のシマダがまさにそれ。今週のエピソードなどは、トラブルメーカーがストーリーを進める役目にも適していることをよく表しています。あと「東遊記」のコタマネギとか「KATSU」のラビット坂口(里山八五郎だって)とかも「トラブルメーカー」に比重が置かれている感じですね。

次に「アナウンサー」。「ジャぱん」の黒柳、「犬夜叉」の弥勒です。あと「コナン」に限らず探偵漫画の刑事はたいがいアナウンサー。

「プチライバル」といえば「犬夜叉」の鋼牙ですが、注目すべきは「結界師」。出ましたこれぞプチライバル、高槻りょ…じゃない志々尾限。こいついいなあ。右手のARMS(仮)を効果的に使うために足技主体で戦ってるあたり、バリバリ変化球でサブキャラ感出まくりです。あと髪がとんがってたり学ランが翻ってたりと、地味にダークヒーローな感じがいいですね。

「一般人」と「役立たず」の違いは一見わかりにくいかもしれませんが、「一般人」は何の能力も持ってないけど「役立たず」は変な能力を持ってると考えてください。ヒーロー戦隊だと緑が「一般人」で黄色が「役立たず」とか(青が「アナウンサー」で黒が「プチライバル」)。「一般人」は本来なら「ジャぱん」の河内のようにただひたすら驚いている役なんですが、それをヒーローにしてしまうのが西森博之。「道士郎」の達吉(達郎だって)を見よ!達吉ナイス。頑張れ達吉。単なるザコキャラかと思いきやこの活躍。相方とは大違い。人って面白いネェ…。あと「からくり」における最古の三人の今後も要注目。今週は正直「そうきたか」って感じでした。かつてはあんなに強かった三人、今でも間違いなく最後の四人より格好いい三人ですから、頑張って欲しいものです。

「役立たず」といえば今や「ガッシュ」のパピプリオ(本当はキャンチョメです)。ですが、今週はもうルーパーから目が離せません。なぜ口に手を入れるんだルーパー?ニュレイドの時のその口はなんだルーパー?そのひまわりは何なんだルーパー!?言っちゃいけないけど、モスレイドのタイミングでギガノ・ジョボイドを出してたら勝てたかもしれないぞルーパー!!あと、ロデュウに付き合って岩山を登ったはいいけど取り残されて自力で降りるチータがステキですね。

とまあここまで述べてきたわけですが、サンデーにはこれらの役目をオールマイティにこなす三人組がいます。そう、「犬夜叉」の妖狼族三人組です。鋼牙はプチライバルでありながらトラブルメーカーの役目も果たし、しかも「足が速い」という役立たず感満点の取り柄も持っています。いつも鋼牙を追いかけている二人組は一般人でありアナウンサーであり、しかも三人組でギャグキャラ的役割もこなします。今週は出番が多くてよかったねえ。

サブキャラの宝庫「我聞」は、もうどこからでもギャグが飛ぶえらい状況になっています。今週は國生FCの「わらわら感」(ゾンビみたいな)や乱馬なみにババ抜き弱い國生さんも見どころですが、壁ハウスイチオシは珠&斗馬。出てくるだけで元気レベルがアップします。邪魔にならないのもポイント高し。

関係ないけど「いでじゅう」は書いちゃいましょう。血涙を流しながら髪を染める林田もさることながら、ベース酷いけどイイ奴な皮村もさることながら、今週は子供が髪を染めて怒るとかじゃなく脱毛の心配をしてしまう林田父が最高です。あといっちゃん。フキダシで隠れているいっちゃんがどんな顔でパンダたちを見ていたのか、すごく気になります。

今週の一コマは、迷ったあげく「ハヤテ」より124ページ1コマ目、「………」。いいなあブリトニーちゃん。この漫画すごく読みたい。どうでもいいけどビックリマークつけすぎだぞナギ。
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by kabehouse | 2004-10-21 12:02 | 少年サンデー

これぞ漫画の職人芸 パート笑

今週のサンデーはツッコミどころ満載でしたので、久々の職人芸シリーズ。細かいところで笑いを取るのはサンデーのお家芸ですから、しっかり見ていきましょう。

まずは「ジャぱん」。どんどんカッコ悪くなるCMAPの面々に目がいきがちですが、密かに医者がマレーバクにまたがって聴診器を当ててるシーンがバカっぽくて笑えます。

お次は「ガッシュ」。明らかにワルを勘違いしたブロンソンひげで再登場のパピプリオ。魔界の国からやって来た、ちょっとチャームな王子様、「パピィ、パピィ、パピーちゃーん!!」「………それもいいな。」いいのかよ!もちろんルーパーの細かい動きにも注目です。ギガノ・ジョボイドの時のポーズがたまりません。あと清麿、顔怖すぎ。

続いて「ハヤテ」第三話「状況説明とメイド服の構造に関する考察」。いや、考察してんの80ページだけだし。まあそれはともかく、どうやら頭悪い、というか善人すぎる主人公と正真正銘ガキなヒロインがこの漫画のポイントのようですね。あと血か。

「結界師」で再登場は不思議英語教師三能たつみ。バラしょいまくってます。ポーズを決めた瞬間花開くのが芸コマ。人の話聞いてないし。そしてきたぞ定番転校生あーんどニセ主人公(違うだろ)!次号、良守の名をかたって次々と悪事をはたらくのですよ(違うって)。

仲間が増えてきた「東遊記」ですが、ソンゴサンがやたら悲惨なことになってます。しかも全ての元凶猿ジジイが、やたら格好いいことを言いまくる。気づけソンゴサン、お前はそれにだまされているんだ!もう一人の仲間、人がいっぱいきただけでビビってるコタマネギは、登場人物紹介が「名も性格も死ぬほどウザイ」。言いすぎだろ。

今週の一コマはめでたく最終回を迎えた「うえき」より232ページ1コマ目、「李崩はまた一人修行の旅に出た…」。最後の最後に李崩が全てをかっさらっていきました。スゴクカワイソウダ…。しかし何ですかねえこの最後についてる「~”空白の才”争奪バトル編~」ってのは。やっぱり、またやるよ、ってことなんでしょうねえ。さてさて、どうなることやら。

そして秋のちびっこスペシャル「はじめての護送」。この謎のキャラクターもいい味出してますが、そして主役のミハルも飛ばしてますが、やはりここはタイトルジャックされ、出番もなきに等しいにもかかわらず、無理矢理セリフをもらったうえ、しつこく登場人物紹介にのぼるミノルを忘れるわけにはいきません。あとがに股で手を振る様子が無性にバカっぽい小林ツモル(署長)。

続く「我聞」は相も変わらずうっかりさんな優さんと中之井さんがステキですね。そして今週も言わせてもらいましょう、頑張れ白目のおっちゃん(山岡さん)!

「いでじゅう」は何と言っても催眠CDが謎すぎ。「おくのホウからデタヨー」っていうフレーズが気になってしょうがありません。あと密かにコスプレが気に入ってる感じの桃ちゃんとかベースが似合う地味な林田とか地獄の断頭台とか。ものすごく気合い入れてきてる(335ページ1コマ目参照)のに出番がないお嬢が悲しい…。

今週最後はスゴイぞ「道士郎」。自然に他人を巻き添えにする究極のマイペース。先生のトコには行かなくていいのか?そしてテレパシー並みの勘の良さと非力さを併せ持つ健助。自分の力に頼れないのはわかる、地球の仲間に気をかけるのも立派だが、それでも君に元気玉は撃てないぞ健助。
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by kabehouse | 2004-10-14 17:38 | 少年サンデー

いやもう本気でどうしようかって

またもやYagi's Pasturelandにトラックバックであります。内容関係ないんですが。

「PLUTE」です。浦沢直樹×手塚治虫、「鉄腕アトム 史上最大のロボットより」です。もう表紙から何から「面白いぞオーラ」が出まくってます。読んでの感想はやぎさんと一緒なのでそちらに飛んでください。付け足すとすれば、無表情な旧式のロボットたちの感情を、クローズアップを多用することで描いており、想像力刺激されまくりでたまりません。

で、こっからが本題です。実は浦沢直樹について触れておかなければとずっと思っていたのです。なぜかというと、浦沢直樹は俺様の嫌いな漫画家ナンバー1だからなのです。悪口ではありません。彼の漫画はめちゃくちゃ面白いです。俺様が初めて読んだのは「YAWARA!」でしたが、「MASTERキートン」とか「MONSTER」、「20世紀少年」と、心底面白い漫画をガンガン飛ばしてくれます。「PLUTE」にしても、初見で震えるわ読めば読むほど引き込まれるわ、という快作。その力は本物であると言わざるをえません。でも、俺様はこの漫画が好きになれないのです。リズムがちょっと俺様のリズムと違っていて、はみ出た一コマ一コマがひっかかってしまって、仕方ないんです。浦沢直樹の漫画はいつもそうなので、これはもう決定的にリズムが合わない人なんでしょう。

こういう相性が悪い相手というのは困りもので、俺様もかつてだいぶ悩みました。面白いけど嫌いな場合、買うべきなのか?本屋に行くたびに面白そうだけど手が出ないという状況を長年やってきた結果、出た結論は「好きか嫌いかで判断すべきだ」というものでした。買い手としては、やはり好きなものを買うべきで、嫌いなものは買うべきではないのです。でも面白いかどうかはそれとは別。読者としては、面白いものは周りにすすめなければなりません。好き嫌いは共有できないこともあるけど、面白いものは誰が読んでも面白いですから。

で、問題は一巻買っちゃった「PLUTE」をどうするかってわけで…。あああ続きが気になる!二巻読みたい!でもやっぱり嫌い!どうすりゃいいんだあ!

…ってなことになるので、面白いからって嫌いな漫画を買わないほうが身のため、なわけです。
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by kabehouse | 2004-10-12 14:35 | 本棚

少年サンデーから美少女を読み解く その6 色気とエロさ

今週はいろいろ物議を醸しそうな新連載、「ハヤテのごとく」が始まりました。俺様もこの一週間恐怖に震えていたわけですが、蓋を開けてみると何とも健全なマンガで安心しました。笑っちゃったし。このマンガ、かなり興味深い研究対象になりそうですので、今週はこいつを中心にお話いたします。

これまでこのブログでは「面白い」「カッコいい」「かわいい」の三点から漫画を俯瞰してきたわけですが、今週それに二つの視点が加わります。「色気がある」そして「エロい」です。これまでこの二つを封印してきたのにはそれなりに理由がありまして、というのはまだどうすれば色気が出るのか、どうすればエロくなるのか、という方法論ができていないんです。というわけでここからは研究途上の成果です。話半分くらいに思っておいてください。

まず「色気」から。俺様は色気というものは線に宿るのではないかという仮説を立てました。色気のある線、色気のない線ってのがどうもあるらしいと。サンデーで一番色気があるのは、今のところあだち充描く「KATSU」の線ですね。「犬夜叉」高橋留美子の線もちょっと弱いけど色気があります。さすがベテラン。ただこれ以上どこがどうということがまだ言えないのが悔しいところで、そのへんはこれから研究を続けていかねば、と思っております。

で、もう一方の「エロさ」なんですが、こちらはさらに不可解で、もはや「エロいオーラ」が出てるとしか言えない感じの現象が起こってます。極端な例が「ハヤテ」でありまして、パッと見、マニア受けしそうな絵柄だなあ、と皆様思われたかもしれません。が、これはマニアには受けないでしょう。なぜならば、ズバリ「エロくない」からです。なぜかはわかりませんが、この漫画からはエロさが感じられないのです。サンデーでエロい漫画といえば、何と言っても井上和朗「美鳥の日々」でした。今週のサンデー280ページのサンデー超の広告をご覧ください。出ました井上和朗。上の「ケンイチ外伝」と偶然にもそっくりですが、どこか下の方がエロい。「美鳥」の方が一段上でしたけど。現在連載中の作品では、「こわしや我聞」がずば抜けてエロいです。サンデーの中では。「ハヤテ」とどこがどう違うと言われても困るんですがね。強いて言えば「エロいオーラ」が出てるか否かという表現になってしまうわけで。狙ってるかどうかといえば、どっちも狙ってますし。これだけ狙ってきたにも関わらずエロくない絵というのに初めて出会いまして、一晩他の漫画と比較して悩みましたが、結局何が違うのかわからずじまい。時間かかりそうです。

収拾がつかなくなりそうなんで、無理矢理しめますが、「色気」と「エロさ」についてはよくわかりません。そもそもエロい方がいいのかどうかすらわかりませんし。ただ、この二つは別モノです。もちろん「かわいい」とも別です。以後研究を続けます。…うう、情けないシメだ…。あ、そうそう、今週の一コマなんですが、「D-LIVE!!」より464、465ページの見開き「思う存分、浴びてくれ!!」です。この迫力にはもう完敗ですわな。

最後にどうでもいい話!「ハヤテ」のヒロイン、三千院ナギですが、この髪型はどちらかというと「ツインテール」よりも「後ろ二つくくり」またの名を「しずかちゃんカット」に分類すべきではないかと。スイマセン、ホントどうでもよかったっス!では!
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by kabehouse | 2004-10-07 13:49 | 少年サンデー

愛人[AI-REN]で、泣く

田中ユタカの「愛人[AI-REN]」(白泉社刊、全五巻)を買いました。雑誌連載の終了が2002年の5月。それから2年あまり経った今、ようやく完結巻が出ました。俺様は単行本が六巻を越すと急速に揃える気をなくすため、全巻出てから買う、という非道い男であり、また載っていたヤングアニマルという雑誌に当時馴染みがなかったこともあって、友人と話題にはしていたものの、未購入でした。んで今回ようやく全巻そろいで購入と相成ったわけですが、実際買ってみると、一発で惚れました。もう何度読んでも途中で冷静な分析力をなくしてしまうので、しかたなく今書ける限りのことを書きました。結果、あまりに長く、統一感がなく、しかも読みにくいものになってしまったため(俺様倒置使いすぎ…)、Moreに入れます。ネタバレとかは全然ないので安心して読んでください。

ま、大半はあとがきに描いてあることですから、こんなの読むくらいなら一刻も早く買って読んだ方が良いかもしれません。そのときは一巻ずつ買い集めることをおすすめします。少しずつ、先を気にしながら、また前を思い起こしながら読み進めていくというのは、良質なマンガでしか味わえない幸福な読み方ですから。

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by kabehouse | 2004-10-05 13:18 | 本棚