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男の子ならコレを読め!

ひさびさにやぎさんとこへトラックバックです。
テーマは「ムスコ(小学校4年生男子)に薦める漫画」
「他に何かお薦めあったらコメントくださいませ~。(特に昔男の子だった方)」とのことなので、昔男の子だった(まだ子供な気もしますが)身としては、当時を思い出しつつ、男の子ならコレを読め!というオススメをいくつか挙げてみようと思います。

1位:「機動戦士クロスボーンガンダム」富野由悠季・長谷川裕一、角川書店、全6巻

男子なら誰もが通る道、ガンダム。やっぱりガンダムには触れておかなきゃダメでしょう。クロスボーン、略して黒本はガンダムF91外伝という位置づけで描かれた漫画で、富野・長谷川タッグによるガンダムの正統として評価も高く、TVシリーズで放映された映像作品と比べて入手しやすいので真っ先にお薦めできます。F91を観てなくても十分楽しめますし、なんといってもカッコイイ。やっぱりガンダムの格好良さは、男の必修科目ですよ。F91は入手しにくいかも知れませんが(レンタルビデオとかであるかも)、これまた短いのでガンダム入門に良い作品。セットで楽しむとなお良しです。

2位:「ジョジョの奇妙な冒険」荒木飛呂彦、集英社、全80巻

俺様が小学生だったジャンプ黄金期以降、様々なバトル漫画を読んで来ましたが、成長して見返すと今の「ONE PIECE」なんかの方が筋は通ってるし丁寧だし、面白いというのが正直な感想です。が、ジョジョは別格。男ならジョジョだけは読め。1位に挙げた方がいいかとも思いましたが、長いので2位。

3位:「W3(ワンダースリー)」手塚治虫

いろんな出版社から出てます。大体3巻。やっぱり漫画の神様、手塚治虫ははずせませんよ。手塚治虫といえば中学生なら「ブラック・ジャック」「火の鳥」「ブッダ」でしょうし、小学校低学年なら「ジャングル大帝」「三つ目がとおる」がオススメですが、高学年に一番似合うのはコレ。

次点:「ミノタウロスの皿」藤子・F・不二雄

SFファンとしての意見になっちゃうので万人にオススメというわけではないんですが、小学校高学年というとSFに興味を持ち始める年頃ですので、藤子・F・不二雄のSF短編をオススメしておきます。俺様は小4くらいで「ミノタウロスの皿」「ひとりぼっちの宇宙戦争」をテレビで観た記憶があります。特に「ミノタウロスの皿」は非常に鮮烈で、忘れられません。本格的なSFを読むための下地作りとしても、藤子・F・不二雄の短編はぜひ読んでおいて欲しいところです。個人的には小学館のハードカバー「藤子・F・不二雄SF短編PERFECT版」が、子供向けから大人向けまで取り混ぜて収録されていて特にオススメなんですが、文庫版などこれも色々出ていますので、そちらがリーズナブルで良いかも。

番外:「ボッコちゃん」星新一、新潮文庫

そして小学校高学年というのは漫画から活字へ、童話から小説への移行期でもあります。大人の目からすると「大丈夫なの?」とか思いがちですが、意外と皆さんも読んでたと思うんですよ。俺様がちょうどこの頃に買ってもらって読んだのが星新一のショート・ショート。他に家にあった「坊ちゃん」「小僧の神様」「杜子春」なんかも読んでたので、短編なら小学生でも十分読めると思うんですよ。この年代の男の子には星新一を、女の子にはO・ヘンリを、というのが壁的オススメです。

結構子供って、途中で飽きて放り出しちゃっても、その後しばらくしたら読み返しているもの。ですから本や漫画はちょっと難しいかな?と思ってもとりあえず読ませてみるのがいいんじゃないかと個人的には思います。
by kabehouse | 2007-01-14 23:35 | 本棚
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