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美少女の定量的分類

か: はいどーもー、壁のかでーす。
べ: べでーす。
か: 今日は日頃の美少女研究の成果を見て頂こう。題して「美少女の定量的分類」。
べ: 定量的って…何かの数値を測定して評価するってこと…だよね?
か: まあ一般的にはそうだが、今回はエセ定量的というか定量風というか、感覚的に線を引いて、ここまではこっちのタイプでここからはそっちのタイプ、というようにはっきりと分類してみようという試みだ。まあまずは下の表を見てくれ。
美少女の定量的分類_a0025830_2553779.gif
べ: おお、確かにちゃんと線引きされてるっぽい。
か: まず大前提として、ここでは少年マンガに登場する少女を扱う。少女の定義は「ある少年から見て年代が近しい女性(または女性人格を持つキャラクター)」だ。
べ: そんな小難しい言い方せずに「主人公と同年代の女性」じゃダメなの?
か: そうすると「可レン」とか困るだろ。少年マンガにおける少年の定義は「少年マンガに登場し、問題解決の主体となるキャラクター」で、主人公以外のキャラクターも少年となりうる。今日紹介する分類法は、ある特定の少年を中心にまわりの少女達を評価する方法で、一つの漫画に複数の少年が登場することも珍しくない以上、どの少年を中心に考えるかによって同じキャラクターでも分類されるタイプは異なる場合がある。
べ: つまり他のキャラクターとの関わり方で分類する方法なのね。といっても基本は主人公との関わり方なんでしょ?
か: もちろん基本はそうだ。主人公が特定しにくい場合や、主人公でないキャラクターから見る場合は、特に表記する必要があるだろう。
べ: で、まず全ての美少女はヒーロー・ライバル・ヒロインにわかれるわけか。
か: うむ。先ほど言ったように少年は問題解決の主体となるキャラクター。それに対して少女は、問題解決の助力となる(ヒーロー)、障碍となる(ライバル)、目的となる(ヒロイン)、という3種に分類される。さらに主人公との距離によってそれぞれ4種ずつに分類され、計12種の美少女タイプができあがるわけだ。
べ: 友達以上・友達未満ってのはまあ感覚的にわかるとして、戦う・戦わないってのは何?
か: 戦う・戦わないにはいくつか基準がある。まず、少女が自分の身に起こる問題を単身で解決できるか否か、ひと言で言えば「放っといても大丈夫かどうか」でわかれる。次に少年が特殊な能力を用いて戦う漫画の場合、同様の能力を持つ少女は「戦う」、持たない少女は「戦わない」とする。「ハイド&クローサー」の場合なら呪術が使える場合は「戦う」、使えない場合は「戦わない」となるわけだ。最後に主人公が変身する、あるいは日常生活とは違う秘密の側面を持っている漫画では、その秘密を共有している少女は「戦う」、していない少女は「戦わない」とする。「ハイド&クローサー」なら、ハイドがただの人形ではないことを知っているのなら「戦う」、知らないのなら「戦わない」となるな。
べ: あれ、ちょっと待って。じゃあ雨竜さんは…。
か: そう、「戦う」美少女でもあり「戦わない」美少女でもある。
べ: 線引きできてないじゃん!
か: そう焦るな。なぜこういうことが起こるかというと、「ハイド&クローサー」の主人公である春瓶が「呪術を使う少年」でもあり「呪術で動く人形を持った少年」でもあるからだ。この物語を「春瓶が呪術師として成長する物語」と見れば、雨竜さんは「戦わない」「友達未満」の「ヒーロー」であり、委員長キャラとなる(今後登場する時は「友達以上」のお姉さんキャラと考えても良いだろう)。ところが「春瓶がハイドとともに悪の呪術師を倒す物語」と見ると、雨竜さんは「戦う」「友達未満」の「ヒロイン」となり、一匹狼キャラとなる。ちなみに一匹狼キャラには不良キャラと優等生キャラが含まれ、雨竜さんはちょうど中間くらいにあたるな。
べ: 主題をどう取るかでキャラクターの役割が変わってくるのか…。
か: もっと突っ込んだ話をすると、「春瓶の成長」を主題とするならハイドは春瓶から独立した一人のキャラクターだ。対して「呪術を使った戦い」を主題に据えるなら、ハイドは春瓶が持つ力の象徴となる。だから本来なら、こういうキャラクター分類は連載が終わってから行うものだ。わかりやすいように大体でやっちまったがな。
べ: ふーん。ところで幼馴染みが二つあるのはなんで?
か: あー、そういう一つ一つのキャラタイプ解説は、やり始めたら長くなるんで、また後日ってことにしよう。
べ: もうだいぶ長くなってるしねぇ。じゃあこの話の続きはまた後日。
か: 乞うご期待。
by kabehouse | 2008-04-08 02:58 | ヒロイン研究
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